現在、私立中学に通う中学生や保護者、私立中学に通っていた私立高校の先輩たちの本音を調査してみました!

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回答者:中学1年生361名
回答者:高校1年生381名
回答者:保護者351名

私立中学を目指す日々の本音

Q1勉強が楽しいって思ったことはある?

データ

日々、勉強していると、前はできなかった問題が解けた、テストでいい点数が取れたなど、がんばった分の成果があらわれることがあります。そんなとき、先輩たちはやりがいを感じ、勉強が楽しいと思ったようです。

Q2勉強をする気がなくなった時はどうしたらいいの?

  • 近所を散歩したり、近くの川を見に行ってひと休みした。
  • どうしても勉強が手につかない日は、勉強をあきらめて寝ていた。
  • 好きな音楽を1曲聴く、親に10分休むと宣言してリフレッシュした。
  • 大好きな漫才をテレビで見て、思いきり笑っていた。

志望校が決まっている場合は、学校について考えることでがんばれたという人も。気持ちをととのえたり、他のことをしてリフレッシュしたりなど、皆さん上手にやる気をコントロールしていたようです。中には習い事もいい気分転換になったという人もいました。

Q3続けていた習い事はある?

データ

いくつかの習い事をすべて続けるのはむずかしくても、好きなことはリフレッシュになります。勉強に集中したいと習い事をやめる人もいますが、試験直前のみお休みするなど、ご家族と一緒に続けられる方法を考えてみてはいかがでしょうか。

Q4塾には通っていた?

データ

私立中学への進学を考え始めるタイミングとして、小学3年生から5年生というご家庭が多く、勉強する習慣づけのために通塾を始めるケースが多いのかもしれません。一方で、塾に通わなかったというご家庭は全体の7%、塾の他に家庭教師や通信教育などで勉強したというご家庭は全体の5%ほどありました。

Q5保護者といっしょに勉強していた?

「一緒に勉強派」の保護者71%

オリジナル勉強法でサポート。
  • 計算問題を一緒に解いて競い合った。
  • スキマ時間に暗記問題をクイズ形式で出し合った。
  • テレビや新聞のニュースを見てお互いに考えを話した。
  • 子供がテストを自作し、家族みんなで解いた。
  • 漢字を一緒に勉強し、翌日にお互い書けるか確認しあった。

「ひとりで勉強派」の保護者29%

環境づくりやメンタルをサポート。
  • 勉強をするのは子供自身。問題集を買うときは本人に選ばせて、自然と興味を持つようにした。
  • 私立中学を目指すのは本人の希望だったので、勉強しなさいとは言わず、自ら学ぶよう促した。
  • 自分の部屋だけでなく、リビングや他の部屋でも勉強できる環境をつくった。
  • ゲームの時間を決めて、勉強の予定は自分で考えて決めさせた。
  • とにかく褒めて、やる気を維持できるように盛り上げた。

「一緒に勉強派」の皆さんは、様々な勉強方法に取り組まれているようでした。一緒に勉強することで、単に学習面のサポートをするだけでなく、お子様の性格によっては心強く感じることもあるかもしれません。「ひとりで勉強派」の保護者は、「静かに過ごす」「机を綺麗にする」など学習環境を整えたという声が多かったほか、時には一緒に勉強することでメリハリをつけたという声もありました。

Q6こうしたから合格できた!というポイントはある?

データ

先輩たちは日々、入試本番にむけて勉強をがんばりながらも、前日ははやめに休んだり、当日は会場へ早めに入ったりとして気持ちを落ち着かせて、実力がしっかりと出せるようにつとめたようです。

Q7私立中学の受験を通した自分自身の変化は?

  • ものごとの考え方が変わり、ポジティブになった。
  • いろんな人に刺激をもらい、自ら勉強するようになった。
  • 自信がついて、自分らしくいられるようになった。
  • 将来について考えるようになった。
  • あきらめなければ出来る、と考えるようになった。
  • 客観的なものの見方が出来るようになった。

私立中学を目指す日々の中で、考え方や生活が変わっていったと感じている先輩たちが多くいました。これから進学先や将来について考える皆さんも、自分がどうなっていきたいか想像しながら先輩たちの意見を参考にしてはいかがでしょうか。

Q8勉強を見守る保護者の悩みは?

成績
  • 科目によっては苦手意識が強く、克服に苦労した。
  • 私立中学を目指すと決めたのが遅く、志望校のレベルに手が届くのか心配だった。
体調面と精神面
  • 本人がストイックな性格のため、勉強より体調面が心配だった。
  • 精神の疲れが体調にも出やすく、何を優先すべきか悩んだ。
勉強と遊びの
バランス
  • 小学生には遊びも大切。勉強の強制もよくないので、バランスが難しかった。
  • 子供には2時間勉強したあとの休憩でも、仕事から帰った親の目には休憩ばかり目につき、認識のズレがあった。
サポートの方法
  • 苦手科目は何がわからないかも言えない状態だったので、サポートが難しかった。
  • 親子で過ごす時間はリラックスできるよう、どこまで口を出すか悩んだ。
志望校の選び方
  • 6年間通う学校なので、どこが子供にあうのか真剣に悩んだ。
  • 近所の公立は考えていなかったため、第一志望以外にどこを受けるか迷った。

保護者の皆さんは様々な悩みを抱えながらお子様を見守られたようです。
事前に「こんな悩みがあるのか」と知っておくと、何か対策が出来ることもあるかもしれません。

Q9保護者として、もっとこうしていればと思うことは?

  • 試験直前に子供は集中力切れに。もう少し途中で休憩させたり、短期集中にしたりすべきだった。
  • 父親が勉強をみるとケンカしがちだったので、保護者の役割分担は大事。
  • 苦手科目は6年生になるまでにもっと取り組んでおくべきだった。
  • コロナの影響で塾はオンライン授業が多く、他の学習法へ切り替えればよかった。
  • 中学に上がると一緒に過ごす時間が減るので、もう少し仕事をセーブして、勉強を見ていればと思った。

勉強を続ける日々の中で感じたこと、合格した今だからこそ思えることもたくさんあるようです。自宅学習や早寝早起きなどの習慣化は、「もっと早くから取り組めばよかった」という声が多くありました。

Q10周囲からのサポートで印象に残っていることは?

データ

どんなことが嬉しいと感じたかは相手によって異なりますが、家族に対してはもちろん、友達や先輩、先生などのサポートにも気が付き、しっかりと感謝の気持ちを持っているようでした。サポート方法に悩む保護者の方も多くいますが、きっと気持ちは伝わっているはずです。

Q11日々のリフレッシュ方法は?

親子で…

  • テレビでサッカー観戦して親子で盛り上がった。
  • 買い物やドライブなどで勉強から離れた。
  • 日帰り旅行や外食で、家にこもらないようにした。
  • ゲームやスポーツなど、子供のやりたいことを一緒に楽しんだ。

保護者自身の…

  • 子供が塾の時間はドライブに出かけていた。
  • 子供と一緒にウォーキングなどで体を動かした。
  • 一人の時間にお茶や買い物を楽しんだ。
  • 仕事自体や職場での雑談がリフレッシュになった。

勉強はお子様の自主性にまかせていたというご家庭でも、休憩は適度に保護者から声をかけて時間をつくっていたようです。自宅でお子様の好きなことを一緒に楽しむ、休日には外食をするなど、短時間でも勉強から離れて一緒に過ごすことはいいコミュニケーションの機会になり、お子様だけでなくお互いのリフレッシュになるかもしれません。ご家庭の状況にあわせて、ときには息抜きしながら大らかな気持ちで過ごせるといいですね。

Q12ほかの保護者との付き合いはどうしていた?

  • たまにお茶をして情報交換をした。
  • 子供が仲良しのご家庭は塾の送迎など協力しあった。
  • 何かのときに会ったら話す程度だった。
  • 新たなお付き合いが増えることはなかった。

ほかの保護者とはあいさつをする程度という方もいれば、会えば立ち話をする、連絡を取り合って情報交換やサポートする大変さをわかちあったという方もいました。同じ立場の保護者と話すこともリフレッシュになっていたようです。

Q13保護者から見た、お子様が成長したと感じるところは?

データ

私立中学を目指して勉強をする日々は、テストの点数が悪くて落ち込むなど、時にはうまくいかないこともあるかもしれません。しかし、そうした経験を重ねることで学問以外にもたくさんの学びがあり、「計画性、忍耐力、集中力、自主性、自信、自立心、粘り強さ」などを身に付けて成長につながっているようです。